台湾のデジタル・アーカイブ:網楽通
【注意:元々は紹介のつもり、書いているうちにオススメになってしまった】
パパラッチメディアからのし上げたマルチメディアグループ、壱伝媒。傘下には台湾で一番読まれている新聞紙「苹果日報」、一番新聞メディアに引用されている週刊誌「壱週刊」などを有する。
ついにテレビ・メディアまで手を出した。
しかしケーブルテレビのライセンス(NCCより認可されず)はなかなか下りてこないため、「網楽通」というデジタルテレビ受信機を無料で配り、ネットさえ繋げば、ニュース、番組が見られることを突破口にする。
このサービス最大なポイントはネットを通じてチャンネルを受信するだけではなく、全番組、全コンテンツはデジタル・アーカイブ化することこそが、このサービス最大な目玉だと思います。
ニュースを見る時、時間枠を気にせず、一週間分もニュースを自由に選択できる。録画や予約の必要もない。そして、何時でも番組を中断、再開できる。
ニュースだけではなく、「網楽通」は「影院」という映画、連続ドラマ(一番残念なのは日本ドラマがなく)、日本アニメ、BBCドキュメントなどのコンテンツがあり、月額料金58台湾元(約180円)払えば(クレジットカード・コンビニ決済等)ほぼ全ての「影院」コンテンツは+1元で見れる。
(しかも「影院」のうちに無料コンテンツもあり)
レンタル料金より遥かに安いし、現在台湾のケーブルテレビ月額料金は500ぐらい(台北は515元)、「網楽通」は頑張ってガンガン有料コンテンツを見ても、せいぜい100元超えない。
今「網楽通」一番の課題は台湾インターネットの速度が足りないこと。ネット環境さえ整えれば、もっと快適な視聴体験が出来るはず。
コピーワンスとかくだらない制限はなし、見たい時はネットにアクセスすればいい。ディスクにストックする必要もなし、これこそデジタル放送ではないか。チャンスがあれば、「網楽通」の設備を日本に持ち込み、テストしてみたい。
関連リンク:設備の設定問題(中国語)
台湾ケーブルテレビデジタル放送化:費用が高すぎ(中国語)
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